top of page

(続き2)ストリップはアートなのか。ニュー道後ミュージックにて踊り子さんとコラボコンサート。


【2/19】道後温泉にあるストリップ劇場で踊り子さんとコラボコンサート の続きです。


そう。

ストリップ劇場の社長さんから電話が来ました。

「せっかくのご縁なので、是非、道後ミュージックで踊り子さんとのコラボライブ、できないでしょうか」という趣旨。とても丁寧で愛のある電話。 「あのあとね、話したんですよ、オノマトペルと合いそうな踊り子さんがいるっていってたでしょ?牧瀬茜っていうですけどね」

(道後ミュージックの過去のクラウドファンディングから写真が見られます) そのお名前は、前回伺った時に、松山大学教授でもあるR子さんからも「素晴らしい踊り子さんがいるんだよ」と聴いていたお名前。


「牧瀬茜は人の心を掴むから」と。

「ストリップショーは、ただ裸を見る場所じゃないんです」

社長の木村さんは、何度も言っていた。

ステージに立って、お客さんを楽しませる、という観点で、ミュージシャンもお芝居する人も踊りを踊る人も一緒、と感じているところが、木村さんも私たちも一緒だった。

まだ、1ステージしか見ていなかったけれど、いろんなミュージシャンがいていろんな音楽を奏でる人がいるように、踊り子さんもそれぞれ全然違う。

けど、なんだか先入観が邪魔をした。

私の先入観はこんな感じ。

とても嬉しい。嬉しすぎるオファー。 だけど、私たち(オノマトペル)、ストリップ劇場にあう曲、あるだろうか。私はあんまりセクシーな曲を歌えるキャラじゃないし。あ、前回見に行った時、踊り子さんが、東京事変の「女の子は誰でも」を歌ってたな、あ、Bonnie Pinkの「LOVE IS BUBBLE」とかはあの照明に合うだろうなぁ、 大好きな曲だし、華やかで美しくて、きっと踊り子さんたちにもあうだろうな、と。または、もういっそのこと曲を作っていくか...。 でも、R子教授も木村さんも、

「オノマトペルのステージをやってください」と、さらりというのだ。

私たちのオリジナル曲は、あんまり…

シンプルじゃない。セッションとしてダンサーさんたちとやりにくそうなイメージ。四拍子じゃない。きっとわかりやすくない。..かもしれない…。 いろいろぐるぐる考えて、「牧瀬茜」さんを検索してみた。 そして、あらゆる記事、道後ミュージック出演の動画などを見まくる。 そして、牧瀬茜さんのYoutubeチャンネルを見つけた。

彼女は、踊り子としてストリップ劇場のほか、大学で踊ったり、バーで踊ったり、お芝居や朗読、絵まで描くとっっってもアーティスティックな人だった。 記者や動画の撮影の人の、書き方や編集が素敵で、きっと記事や動画から伝わる以上のものがあるんじゃないか、 きっと、「服」という演出、「服がない」という演出、音楽がある演出、ない演出、詩の朗読、色、光、


きっとそこにあるもの、人と一緒にステージを生む人…。

ぞくぞくしちゃうでしょ。

絵も描く、物語も作る。すごい世界観のある人なんだってことを知ってしまった。


ミュージシャンとのコラボもしてる。Youtubeではもちろん、規制もあると思うので服を着ているものしか見られないけれど。

あぁ、この方とのライブステージ、いいなぁ! って思った。 勝手な思い込みだけれど、牧瀬さんがオノマトペルのYoutubeを見てくれて、一緒にやってみたいと思ってくれたのなら、私たち、そのままライブすればいいのかも。 私、泣いてしまうかも。合う曲を選ぶ、なんて自分のあさはかな先入観を恥じた。


社長と話すとき、踊り子さんたちは、みんな家族、みたいな言い方する。

ストリップ劇場は裸をみるだけじゃない場所なんですよ、

ってホームページにも書いているけれど。

裸にならなかったらお客さんの心を掴めないようじゃだめなんですよ、

まずは服着て、自分のパフォーマンスでお客さん掴めるか、 ...細かい言い方はわすれちゃったんだけど...、

「牧瀬茜は大丈夫なんだ」

そんなふうに私には伝わった。 のちにさらに数人から「牧瀬姉さんは全員の心を掴むから。」 そんな話も聞くことになるのだけど、この時点では私はまだ知らない。


早速牧瀬さんにメール。 そして、お電話でお話しをしてみた。

すぐにでもお家にお呼びしていっぱい話してみたいなぁ...と思ったし、私も牧瀬さんも、「社長」が好きなんだなぁ。という気持ちにもなった。 ま、「牧瀬姉さんは全員の心を掴むから。」の中に私もしっかり入ってるんだな。


ここから..、

実際に「ライブ決定」に至るまでは、私がアイデア出しすぎて、ちょっと遠のいたり、周りの人をたくさん誘ったので遠回りになったりもしたんだけれど、全て、結果的に一番、そのままの自分たちでライブができるようにそぎ落とされたいい結果になった。すべては社長の仕切りのおかげだった。 そんな「制作過程」話は、MEMBERS限定ブログなどで書こうと思う。


どんなライブをしたらいいのか。もうちょっと詰めたい話もある。 私の妄想が膨らんだせいで少し遠回りになってこんがらかった話のひもを解きに、私はもう一度、社長に会いに愛媛、道後に向かった。 ちょうどその頃、もう一人の「コラボ踊り子」さんになる予定の「望月きらら」さんが出演している時期だったので、そのショーも見るために。 牧瀬茜さんのショーはまだ、見られていないけれど、「望月きらら」さんのショーを見て、

私はすっっっかり元気になった。 ダンスや音楽が、アートなのかエンターテイメントなのか。って聞かれたら、 どっちもじゃないですかね。 って言うと思う。表現する人によると思う。 技術を磨き、より深い深い世界へ。「難しい、一般の人にはわかりにくい」なんて言われながらも表現したいことを追求していくうちに「アート」と呼ばれるものもあるし、 もっともっと、誰にでもパッとわかりやすく、楽しく、踊りたくなるような方向を追求してエンターテイメントなものもあるし。どう受け取ってもらってもいいし、良かったなあって思ってもらえたら嬉しい。 だから、ストリップがアートかどうかも、踊り子さんと、お客さんに委ねられてる。

私が受け取ったのは圧倒的な温もりだった。ありがとうっていう気持ちで溢れた。 ステージ自体が360度まわるうえに、お客さんは近いし、一糸まとってない姿。

私たちは冬だしなんだかんだ着込んでいてマスクまでしている。どこの誰だかわかんない人たちを前にして、そんなに全力でエンターテインしてくれるの?そんなに信じてくれてるの? って、思った。

手指の先まで、魅せることを追求してる動きにプラスして、ステージからは全員見えていて、一人ひとりの反応まで把握していた。 🦋   🦋   🦋 ライブ決定のとき、木村さんと話していて、ブログ書く!って決めたことがある。

「是非オノマトペルにやってもらいたいと思います、でも大丈夫ですか?」

「え、何がですか?」


木村さんが言っていたのは

「オノマトペルのお客さん大丈夫ですか?」

という意味だった。


私や、ピアニスト工藤拓人くんがハッピーでも、ファンの人がネガティブなイメージや先入観を持たないですか、ということを気にしてくれたのかしら。

大丈夫。私、ブログで思い切り、全部書きますし、

知ってもらいたいし、見てもらいたいし、

このブログを読んでくれる人に伝わると思いますから。

そして、きっとショーを見る前の印象

(おそらく持っていたなんらかの先入観など)が、

一気にポジティブに変わった瞬間、私、目撃したんだ。

続きのブログ(今書いてる!!)にて。

そんな瞬間を生んでいた「望月きらら」さんという踊り子さんも、


今回の2/19のコラボショー、出演されるんですよ。


「大人気の方ですよ」

って..

それはもう絶対そうです、確信しちゃった。

続くよ。 →会場の雰囲気が一変した、ストリップ劇場での出来事

閲覧数:499回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page